コロナ禍が原因でリモートワークが増えたことにより、住環境ニーズが少し変化していることが想定されます。
最近公表された調査レポートから変化を見せる賃貸ニーズのポイントを紹介しましょう。
アットホーム㈱が「不動産のプロが選ぶ 2021年下半期問い合わせが多かった条件・設備ランキング」による条件編のランキングは下記の通りです。
第1位 毎月の家賃を下げたい
第2位 通学先、通勤先の近くへ引っ越したい
第3位 ペット可物件に引越ししたい
コロナ禍の影響により現在の家賃より安い物件への引越し希望や、自宅で過ごす時間が増えたことからペット可物件のニーズが高まりました。
次に設備編のランキングは下記の通りです。
第1位 インターネット接続料無料
第2位 オートロック
第3位 温水洗浄便座
やはりコロナ禍の影響によりリモートワークやオンライン授業が続いたことからネット環境やセキュリティが重視されているといえるでしょう。
次にIT企業のイタンジ㈱が行った「引越しにおける住まいのこだわりに関する意識調査」から賃貸ニーズを見てみましょう。
家賃以外の住まいにおけるこだわり条件のランキングは下記の通りです。
第1位 間取り
第2位 駅からの距離
第3位 静かさ
今後、コロナが収束に向かったとしてもネット環境の重視やセキュリティに関する要望は根強く残るものと想定されています。
このような設備面の充実を計ることにより賃貸ニーズを取り込むが賃貸経営のポイントです。