皆さまこんにちは。
当ブログにお越しいただき誠にありがとうございます。
本日は、内閣府・帝国データバンクの情報をもとにした「景気に関する調査結果」をご紹介します。
「景気に関する調査結果」などの経済指標は通常1~2ヶ月程度ずれて発表されますので、今回の発表は、まさしくオミクロン株感染急増時の指標となっています。
まずは、景気の指標となる「景気ウォッチャー調査」です。
令和4年度1月の現状判断DIは、前月比19.6ポイント低下の37.9ポイントと大幅な下落となりました。
特に落ち込みを見せたのが飲食関連業などの非製造業部門です。
非製造部門業の大幅な落ち込みにより全体の指標を押し下げたことが大幅下落に繋がっています。
コロナ禍においても少しずつ景気の回復を表していたのですが、1月の下落は5ヶ月振りの低下となり、オミクロン株の影響が経済に大きな支障となっていることがわかります。
今後の景気について「景気は、新型コロナウイルス感染症の影響により、持ち直しに弱さがみられる。先行きについては、持ち直しへの期待がある一方、コスト上昇等や内外の感染症の動向に対する懸念がみられる」とのコメントも発表されました。
つまり、オミクロン株が収束しても回復までに時間がかかるととの懸念があり、景気の先行きに対する判断DIも前回のポイントを下回っています。
(株)帝国データバンクが2月3日に発表した、1月調査の「TDB景気動向調査(全国)」も同様です。
景気DIは前月比を2.7ポイント下回る41.2ポイントとなりこちらも5か月ぶりの悪化を示しています。
今後は緩やかな回復が見込まれる一方さらなる下振れリスクの可能性もあり、コロナの動向が大きく影響していくでしょう。
皆さまが特に気になっているのが不動産の景気指標ではないでしょうか?
1月の不動産における指標も3.8ポイントほど下落しています。
ただし、不動産に関しては、リベンジ消費税や自宅内消費税の拡大、5Gによる生活環境の整備といったプラスの期待材料もありますので、今後の回復に期待ができるといえるでしょう。
3月に入り福岡県も「まん延防止等重点措置」が解除され、徐々にではありますが感染者数も減少傾向です。
ロシアのウクライナ侵攻といった不安要素もありますので、コロナも含めた世界的な情勢に注視していかなければいけないでしょう。
今後も当ブログで情報発信していきますので、ぜひお楽しみに!