コロナ禍からやや解放されて、賃貸市場は賑わいを見せています。
3月に入り、新年度の新しい生活の準備のため、人の往来が増えています。
賃貸住宅を探すお客様の動きも活発で、コロナ禍から幾分解放されて、賃貸市場は賑わいを見せているといえるでしょう。
賃貸需要を占う人の動きですが、昨年1年間の日本人と外国人の日本国内の移動状況は、都道府県間移動者数が約3.1%増加しました。
リモートワークなどの広がりで都市部の人口減が大きな懸念となりましたが、3大都市圏全体では、8万1千人の転入超過となり、中でも目を引いたのが東京圏の転入超過数です。
前年と比較して1万8千人も拡大しており、現在でも東京圏への転入超過は緩やかに拡大傾向が続いています。
賃貸住宅の動向を把握する指標のひとつとして新築住宅着工件数が挙げられます。
最新データによると、2022年12月は22カ月連続で前年同月を上回っているとの結果です。
2022年1月~12月の1年間では前年比7.4%増の34万5千戸が新設着工されています。
2年連続の前年比増で、過去4年間で一番多い着工件数となっています。
ここで懸念されるのが、新築住宅と既存住宅の競合です。
新築住宅ばかりが決まり、既存住宅が取り残されてしまうといった不安材料があります。
しかし日本の人口が減少しているのは、周知のとおりですが世帯数は増加しています。
引用:総務省統計局「令和2年国勢調査 人口等基本集計結果 結果の概要 」
新築増に対し、世帯増が影響して新築分が吸収され、築古物件との差別化が取れています。
バランスが取れている影響もあってか、需要全体の家賃ランクは従来と変わっておりません。
募集賃料は比較的堅調な上昇傾向です。
このような賃貸市場の現状を受けて、現在の主な動向として以下の点が挙げられます。
・持ち直しの動きがみられる景気
・東京圏への転入増加数拡大
・新設の着工2年連続で前年比増
・募集家賃は前年同月比を上回る
・新築、中古のバランスが図られる
どの内容も賃貸経営には比較的追い風要因といえます。
ハッピーハウス株式会社でも1月~3月の繁忙期に多くのお客様に来店いただきお部屋探しのサポートを行っています。
空室で悩んでいるオーナー様などいらっしゃいましたら是非ともお声がけ下さい。